香川真司がマンチェスター・ユナイテッドを去るべき5つの理由【翻訳記事】



元記事:5 Reasons Shinji Kagawa Should Leave Manchester United

最近、ブリーチャー•レポートは、この日本人選手が自分の潜在能力を理解するためにするべきこと、または、マンチェスター•ユナイテッドがその(香川の)潜在能力の限界を解き放つために最後にできることなど、飽きるほど香川真司に注目した数々の記事を書いてきた。

ケガとポジション争いの厳しさによって、オールド•トラッフォードでの香川の潜在的な影響力は下がっていると見られている。彼は先シーズンはプレミアリーグのメダルを獲得したが、イングランドのサッカーは、いまだに彼の最高の試合と呼べるものを目にしていない。

今シーズン、これまでのユナイテッドでの苦難を考えると、香川にとって、思いをぐっとこらえ、光り輝く北西の第二の都市(マンチェスター)から離れた未来を想像する時が来ているのかもしれない。 

この日本人司令塔がレッド•デビルズ(マンチェスター•U)を離れるべき5つの理由を記したので読んでほしい。

 

1.激しい競争

 

香川のマンチェスターユナイテッドでのキャリアは、ケガによって遅れをとっており、試合出場していない中、彼がクラブで強い印象を残したという声は、ほとんどない。

理想的には、香川はトップ下で10番の役割を担うのがよいのだろう。しかし、そのポジションには、夏の移籍騒ぎの以来、目的のために努力し、外すことのできないウェイン•ルーニーが君臨している。

トップ下のポジションをルーニーからもぎ取ることができないので、彼は左サイドに追いやられているが、そこでも、ダニー•ウェルベック(同じようにトップ下でプレーできる)、ライアン•ギグス(彼はもう少し下がった位置でプレーすることが多いが)、ウィルフレッド•ザハ(彼もモイーズの信頼を獲得するに至っていないが)とのポジション争いに直面している。

この夏に、セスク•ファブレガス、チアゴ•アルカンタラを獲得しようと試みたことは、モイーズが攻撃的MFの更なる補強に熱心であることを示しているようだ。

このような様々な不利な要素の中、自分が先発メンバー11人に値するのだということを、香川はモイーズ(以前はファーガソンにも)に確信させられないでいる。彼が好むトップ下のポジションに関しては、なおさらである。

そのような競争に直面し、自分を思うように開花させられない中、もしかすると香川のベストの選択は、彼が適切なポジションでプレーでき、チームのキーマンとして活躍することができる次のステージに移ることかもしれない。

香川に創造的役割を与えられるチームは、枚挙にいとまがないだろう。もしかすると救世主になるかもしれないそれらのチームの目に香川の価値が消えてしまう前に、このアジア人司令塔は、オールドトラッフォードから脱出した方がいい。

 

2.愛されている場所への帰還

 

ユナイテッドでの香川の停滞は、ドルトムントで過ごした期間とは対照的だ。

ブンデスリーガでは、彼はすぐに自分の名を周りに知らしめ、最高の攻撃的MFの一人として頭角を現した。

(香川の)元監督であるユルゲン•クロップは、マンチェスターでの香川の苦境にとても驚いており、デイリー•メールに、次のようにコメントしている。

 

香川真司は、世界で最も優れた選手の一人だ。それなのに、彼は今マンチェスター•ユナイテッドで20分しかプレーしていない。それも、左サイドでだ!胸が痛むよ。本当に、私は目に涙を浮かべている。

 

ドルトムントの男がこのように評価している中 ー そして、以前にも出戻りの選手(マドリーから出戻ったヌリ•シャヒン)がいる中 ー ブンデスリーガへ帰還する可能性は、香川の頭の中でも響いているに違いない。 

マリオ•ゲッツェがバイエルン•ミュンヘンに移籍してから、クラブは新加入選手を探しており、また、ロベルト•レバンドフスキもすぐに彼を追うように(バイエルンへ)出て行くため、ドルトムントの攻撃陣には空きができる。

自らが名を馳せたホームであるクラブへ戻ることが、香川にとって理想的な移籍かもしれない。そうすれば、スポーツ界の「もしも、こうだったら、こうなれただろう」と思われる選手の一人になることから、自分を救い出すことはできるだろう。

 

3.プレーのさびつきを回避

 

選手たちは、ワールドカップイヤーになると落ち着かなくなる。誰もが、クラブレベルで困難を抱え、(ワールドカップ出場という)これ以上ない壮大な機会を逃したくないからだ。

スペイン代表の23人の中に自分の居場所を確保するため、レギュラーとしてプレーできる環境を求めてアンフィールドから離れた、前リバプールのペペ•レイナにおいて、この偏執病はすでに見られている。

現在、香川真司は、ほぼ確実に日本代表のワールドカップメンバーとして居場所を確保している。たとえ、今から(来年)6月の初めまでレベルの高い試合でプレーしなくても、おそらく彼は(日本代表に)選ばれるだろう。

彼はそれほど(日本代表)チームにとって重要であり、彼の多種多様なスキルがあれば、アルベルト•ザッケローニは、招集したメンバーの中にあって、彼の居場所を確実に見つけてくれるだろう。

しかし、彼はユナイテッドからの無関心をもうひとシーズン、レギュラーとして招集されたりされなかったりの時期をもう一年耐えなければならないのなら、2014年のブラジルで、彼が確実にベストフォームでいられる保証はどこにもない。

この日本人MFは、ユナイテッドの(ベンチ入りメンバー)16人に不可欠なメンバーとして、シーズンを過ごすことはできる。

おそらくローテーションがあるので、彼は燃え尽き症候群にはならないだろう。しかし、もしも彼がチームのわき役程度に留まってしまうのなら、ザッケローニは、シーズン終了後の(W杯)トーナメント前の練習に、さびついてまだフィットしていないMFがやってくるのを、予想することになるだろう。

 

4.沈みゆく船

 

サー•アレックス•ファーガソンは、 マンチェスターユナイテッドは穴だらけで、大きく衰退する崖っぷちにいるということがわかっていて、先見の明と共に勇退したのではないか、という話がある。

年老いていく選手たち、いくつかの締まりのないチームのポジション(文字通り、アンデルソンのケース[*彼の体重も揶揄])、その他いくつか質の不足しているポジションの中、チームは抜本的な見直しを求めており、これは現在の財政状況の中では、やっかいな仕事になる。

これを考慮に入れると、ユナイテッドは沈み行く船だと想像することは容易であり、(このままでは)すぐにリーグの他のビッグクラブとアーセナルに追い越されてしまうだろう。

クラブが崖っぷちの状況の中、キーになる選手たちにキャリアの終わりが近づき、ユナイテッドは難しい時期に差し掛かることもあるかもしれない。

この状況で、香川が(ユナイテッドを)抜け出し、プレッシャーなく自分を発揮できる上り調子のクラブに加入するのは、賢明なことかもしれない。

ユナイテッドが、チャンピオンズリーグ出場権を逃がすのは、今となってはとても現実的な可能性だ。そうであれば、香川は他の多くの選手と共に、ヨーロッパのベストと対戦して自分を試すために、新たな活躍の場に心引かれてもおかしくはない。

 

5.間違いを犯しがちなモイーズ

 

マンチェスターユナイテッドでのデービッド•モイーズの初期の就任期間は、控えめに言っても退屈なものだ。

急激で複雑な移行期が予期されていたとは言え、このスコットランド人のランダムな選手起用がもたらすギクシャクさは、心配の種になるかもしれない。 

ウェストブロムウィッチ戦での敗北で、 ユナイテッドは、 不安げでユナイテッドらしくなく、活発さに欠けるように見えた。これが24年間での最悪のスタートである事実は、単純に偉大なサー•アレックスの不在では説明できない。

このチームはリーグに君臨するチャンピオンであり、そのような一貫性と決断の欠如は、モイーズの信頼性のために、驚嘆すべきものをもたらさないであろう。

レッドデビルズは、おそらく現在の12位よりも上の順位でシーズンを終えるだろう。しかし、偉大な選手たちがいて、エリートのポジション固定へ厳しい圧力がある中で、モイーズが彼の価値を見せられるかは、全く保証できない。

ドレッシングルームに幻滅が入り込み、チームの士気にも少しずつしみ込んでいけば、この元エバートン監督は、物事をひっくり返すために多くの労力を必要とするだろう。

もしも彼がそれに失敗すれば、オールドトラッフォードで物事は有害になり、今も試合で自分の立ち位置を築こうとしている香川が、監督の無能によって自らを曇らせるようなことはしないであろう。

彼は、ユナイテッドが沈む前に、移籍の道を探るという賢明な選択をするかもしれない。彼の名声が、取り返しのつかないほどダメージを受けてしまう前に。

 



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Yasu is the founder and CEO of Good Friends Japan. We aspire to offer opportunities of international education to unprivileged young adults. リベラルアーツ教育研究、英語学習のためにICUを中退。アメリカ、カナダに学部・大学院留学。米の中高の特別講師、サッカーの助監督、カナダで路上生活者と共生。カナダの教会で、異文化教育、カウンセリング、葬儀等を担当。シンガポール勤務を経て、児童養護施設出身者、中退・引きこもりの若者など、社会的に困難な状況でがんばる人たちの国際教育支援チーム創設。教育学修士。@yasukuwahara