僕たちを通してヨーロッパ留学をする人は、どうか両親を大切にしてほしい

 

「ヨーロッパに英語留学するなら、格安の大学英語プログラムが揃っているポーランドへ」という記事でも書こうとしたところで、母が大腸ガンで入院することになって、書く内容を変えた。かなり進行していて、肺にも二カ所、ガン細胞に侵された部位があると見られることから、既にいくつかの箇所に転移していると思われる。明日から早速入院して、手術、抗がん剤治療に入るようだ。

色々とショックはあるけど、問い合わせが急増してる今、事業は前に進めなくてはいけない。ここで足踏みをしては、現地サポーターたちにも申し訳ない。ポーランド大学英語留学プロジェクトに関しては、僕自身が司令塔なんだから。


今考えているのは、留学する人たちには、留学をさせてくれる両親を思いっきり大切にしてほしい、ということ。若い頃の僕の母のように両親がいない場合は、自分を支えてくれる保護者を思いっきり大切にしてほしい。

「親を大切にできない若者のポーランド留学は、俺はサポートしない。俺は自分の信念を前面に出すよ。『親を大切に?なんだそれ?』と思って自分には合わないと思えば、俺たちにサポートを頼まなければいい。それで顧客の人数が減った分、自分の信念に合う人たちに、俺はもっともっと価値を提供していく」

「本気で言ってます?親が悪くて仲悪い親子もいるのに、どうするんですか?」

アシスタントは、「ボスがおかしくなった」とでも思ったかもしれない。だけど、母のガン云々ではなく、これは前から考えていたことだ。

親のいい悪いは関係ない。あなたの希望を尊重し、留学させてくれようとしている時点で、悪い親なわけはない。その相手を尊重できない若者は、そもそも留学する資格なんてない。


僕の留学生活は、いつもギリギリの綱渡りだった。

大学では最高額の奨学金をもらい、教授のアシスタントをし、ホストファミリーや大学の国際教育オフィスおかげで、地域のサッカーでコーチ、小学校、中学校、高校で講師もさせてもらった。さらっと書いてしまえば大した話ではないように思えるけど、授業でいい成績をキープしつつ、全部をこなすのは、かなりキツかった。その上、僕は編入生だったので、編入した直後に大学院入学に備えなければならず、自分を極限まで追い込んで、いつもストレスを溜めていた。

大学院では、狙っていた大学院から入学許可は降りたけど、給付奨学金の選考に落ちてしまい、最初は進学をあきらめかけた。でも、第三希望にしていたカナダの大学院が、多額の奨学金を出してくれることになって、結局、進学が可能になった。

留学生活は楽しかったけど、きつかった。奨学金をもらえなければ帰国せざるをえないので、いつも奨学金のことばかり考えていた。去年、アメリカ時代の日本人留学生仲間に「やすはいつも切羽詰まってた」と言われたけど、確かに当時は心身共にやつれ気味だった。笑い話にできたのは何とか生き延びたからであって、「あのまま燃え尽き症候群になっている可能性もあっただろうな」と思うと、ちょっとだけ怖くなる。


そんなギリギリの生活が続いたこともあり、目の前の壁を乗り越えることばかりに夢中になり、親への連絡はほとんどしなかった。まあ、これは思いっきり言い訳で、心身に余裕があっても、当時の僕は連絡していなかっただろう。もともと、親とは良くない関係のままで実家を去っていたので、連絡しようとする気さえ起きなかった。

北海道の田舎で育った人間が、いきなり白人ばかりのアメリカのど田舎で勉強することになり、親は心配したと思う。今振り返って、「本当に悪いことをしたな」と思う。どんな理由があったにせよ、連絡ぐらいはするべきだった。

僕が留学生活で唯一後悔しているのは、その点だ。東北の震災で、ちょっと家族が大変な状態になり、僕は自分の海外生活を終わらせる決意をした。いや、まあ、その前から帰国して起業する準備をしていたんだけど、2011年のあのとき、自分がどこにいて何をすればいいのかを自分に言い聞かせて、帰国して起業することを決めた。

10年間、アメリカ、カナダ、シンガポールで生活して帰国したあと、年老いた親を見て、正直「やっちまった」と実感した。でも、もう時間は戻らない。これからの言動で、今までの埋め合わせをするしかない。



自分でやらかしておいて他人に偉そうに言うのも気が引けるけど、やっぱりポーランド留学を考えている人には、留学させてくれる親を大切にしてほしい。留学生活という未知の世界を、こまめに親にも分かち合ってほしいと思う。

そして留学が終わった後、何年、何十年か後、親子で一緒に留学の際の思い出話を笑いながらしてくれれば、僕としてはすごく嬉しい。僕はそういう将来の親子の図を想像しながら仕事がしたい。そういう人のポーランド留学を、これから全力でサポートしたいと思う。

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Yasu is the founder and CEO of Good Friends Japan. We aspire to offer opportunities of international education to unprivileged young adults. リベラルアーツ教育研究、英語学習のためにICUを中退。アメリカ、カナダに学部・大学院留学。米の中高の特別講師、サッカーの助監督、カナダで路上生活者と共生。カナダの教会で、異文化教育、カウンセリング、葬儀等を担当。シンガポール勤務を経て、児童養護施設出身者、中退・引きこもりの若者など、社会的に困難な状況でがんばる人たちの国際教育支援チーム創設。教育学修士。@yasukuwahara