東京在住のポーランド人による、ポーランドの大学生活レポート【レシェック・リビツキさん】

 

ポーランドのトルン出身で、現在は東京でエンジニアとして働いているレシェック・リビツキさんが、ポーランドのニコラス・コペルニクス大学での学生生活について、紹介文を書いてくれた。レシェックさんは、東京でGrupa Polska w Tokioというグループのオーガナイザーとして、ポーランド人と日本人を結びつける活動もしている。




以下がレシェックさんの紹介文。
 


私の大学は、市の中心になっています。たとえ、あなたが一般の市民でも、自分の周りで研究が行われていることを、この場所は日常的に思い起こさせてくれます。市庁舎のすぐそばには、物理学研究所と民俗学公園があります。旧市街には大学の教養学部、その隣にはプラネタリウム、そこからそう遠くないところには、現代テクノロジーセンターがあり、化学、経済学、法学の研究室を擁するメインキャンパスまでは、バスで行くことができます。そして、街に繰り出せば、広大な森と草原の中に、宇宙工学研究所の巨大な衛星アンテナを見ることもできます。

メインキャンパスの中には、図書館と寮もあります。寮は最も必要としている人たちに、安価な相部屋として用意されています。寮の部屋の数は限られているので、寮に入ることができない場合、ハウスシェアが二番目に人気のあるオプションになっています。また、4、5人のグループでアパートを借りれば、家賃を浮かすことができ、お互いに協力し合って生活することもできます。どちらにしても、共同生活では、限られたスペースを共同で利用するので、お互いを尊重して理解しながら生活することが求められます。いざこざが起こることもありますが、同時に、共同生活は素晴らしい友情を育むことができる機会でもあり、共同スペースであるキッチンで新たな恋愛が生まれ、結婚に至った例も複数知っています。

学生が集まるところでは、パーティーが始まります。寮のラウンジは、典型的なパーティーの会場になります。5月には、一年に一度の行事として、3〜4日の間、学生たちが街全体を覆います。メインキャンパスと川沿いには、ライブ音楽、映画、スナック菓子、アルコールが溢れ、街がパーティー会場と化します。日本の花見やロックコンサートに、少し似ているかもしません。

ワイルドなパーティーの後には、テストが待っています。通りは静かになり、学生たちは自分たちの学習進度を試されるテストにナーバスになります。時折、学生たちはグループになり、わからない問題を教え合ったり、過去問を持ち寄ってコピーしたりすることもあります。コピーされた問題は、後輩たちへと受け継がれますが、教師はそれを見越して、似たような問題を出しながらも、決定的な部分を変えて、引っ掛け問題を作成し、年月が経ってもテストを新しくしています。学生と教師の関係はフレンドリーで、おおむねポジティブなものです。日本と同様に、ポーランドでも改まった状況では相手を名字で呼びますが、若い教師は学生たちに下の名前で呼んでもらうことを好む傾向があり、そのようにお願いすることもしばしばです。

化学と芸術のお祭りは、もう一つの主な年間行事です。教師と学生が協力して、自分たちの研究成果を、講義や参加型のプレゼンテーションで披露します。そこでは、古代文化に関する講義を受けたり、救命救急を学んだり、ドライアイスで遊んだり、望遠鏡を使ったりすることもできます。講義ホールは、子ども連れの家族や高校生にも開かれ、子どもたちに人気のあったロボット工学に関するトークを、私もしたことがあります。

このような環境で育ったので、大学に行くという選択肢は自然なものでしたが、何を学ぶかは不確かでした。学部生、大学院生、大学職員の立場から大学の環境を見てきて、10年間、この環境で充実して生活してきました。ある時期に日本に移住することを決意し、今は日本で生活していますが、ポーランドのトルンに位置するニコラス・コペルニクス大学は、いつまでも私の母校であり続けるでしょう。

Photo: Krzysztof Maria Różański, CC-BY-2.5 source: Wikipedia

一つだけ大学を変えられるなら、より多くの学生の交換留学を促進すること挙げます。あなたが留学を考えているなら、ポーランドの大学は、生涯残る冒険を与えてくれるでしょう。ポーランド人は温かいホスピタリティで知られ、ほとんどは英語で、ときには日本語で話しかけてくれますよ。私の大学では、日本学科は新しいコースの中で最も人気があるものの一つです。近隣のシャープやオリオンの工場は、日本文化への興味をかりたたせ、オールドタウンの小さなレストランには、カタカナのメニューもあります。もしよかったら、ニコラス・コペルニクス大学の交換留学制度をチェックし、ポーランドのトルンを留学先に考えてみて下さい。

 

ニコラス・コペルニクス大学は、天文学史上最も重要な発見の一つと言われる地動説を唱えたニコラス・コペルニクスにちなんで名付けられた大学で、トルンはコペルニクスの生地に当たります。詳細なレポートをありがとう、レシェック!東京近辺にいる方は、ぜひGrupa Polska w Tokioもチェックしてみて下さい。



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Yasu is the founder and CEO of Good Friends Japan. We aspire to offer opportunities of international education to unprivileged young adults. リベラルアーツ教育研究、英語学習のためにICUを中退。アメリカ、カナダに学部・大学院留学。米の中高の特別講師、サッカーの助監督、カナダで路上生活者と共生。カナダの教会で、異文化教育、カウンセリング、葬儀等を担当。シンガポール勤務を経て、児童養護施設出身者、中退・引きこもりの若者など、社会的に困難な状況でがんばる人たちの国際教育支援チーム創設。教育学修士。@yasukuwahara