チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が秀逸なモチベーターである5つの理由【海外記事】

メディア操作

チャンピオンズリーグの第一レグで、チェルシーは、PSGにアウェーで3-1で破れた。そのとき、モウリーニョが行ったのは、本拠地スタンフォード・ブリッジでの第二レグに向けて、選手を奮い立たせるだけでなく、襲いかかるプレッシャーに対応できる状態に向けていくことだった。

試合が始まったのは、審判がキックオフの笛を吹いたときではない。本当のキックオフは、モウリーニョが恒例のメディア対応をしていた、試合の24時間前に始まっていた。

試合前のプレスカンファレンスでの彼の言動は、選手たちをPSGに立ち向かわせる言動そのものだった。

彼は自信に満ちて、雄々しく振る舞った。そして、選手たちとフットボール界にメッセージを発するために、メディアを利用した。

「チェルシーは、闘わずに敗れ去ることはない」

彼らが、その後、2-0でPSGを破り、アウェーゴールの差で準決勝に進んだのは、モウリーニョの影響があったことは間違いない。

それからモウリーニョは目立たなくなったが、ときが来れば、選手たちにメッセージを伝えるために、またメディアを利用することだろう。

情熱

モウリーニョは、最新のスーツとフィットしたシャツを着こなし、タッチライン際では優雅に見えるかもしれない。しかし、そんなものに騙されてはいけない。

なめらかなイメージの裏にいるのは、フィールドから出るボールを蹴り返し、不正なプレイに怒り、自分の選手たちの成功に一喜一憂して、いつでも飛び出す心構えでいる、運動着をまとった監督だ。

他の監督は、もっと上品なやり方で選手たちと一体感を出そうとするかもしれない。しかし、モウリーニョは、行動でそれを表現する。それを見て選手たちは自分の役割を理解し、モウリーニョは選手たちとうまく混ざり合う。選手たちは、監督から自分が価値ある選手だと伝えられる。彼らがベンチを見たときに、そこにいるのはただの監督ではない。共に戦場に駆け出す一人の男なのだ。

これが、モウリーニョが多くの選手たちと、ただの選手と監督以上の絆を育んだ、多くの理由の一つだろう。

労働倫理

「モウリーニョは、誰もがやらないやり方で選手たちをコントロールする」

自伝の中でズラタン・イブラヒモビッチは言った。

「彼は軍の指導者だ。この男のためなら死ねると思わせる監督だ。他の監督の倍は働く。そして選手を試合に向けて準備させるんだ」

もしも、監督が選手にだけ全てを要求して、自分は何もしないのであれば、そんな監督にどのような結果を残すことができるだろうか。

イブラヒモビッチは、強大なエゴで知られた人物だ。そのイブラヒモビッチにさえ、モウリーニョの労働規範は深い影響を与えている。モウリーニョの手法が、あのイブラヒモビッチからこれだけの反応を引き出せるなら、他の多くの選手に関しても同様だろう。

愛情

このチェルシー監督を知るには、これだけでも十分だろう。

先のイブラヒモビッチのコメントと似ているが、このポルトガル人指揮官が選手と育む絆は、とても大きく、選手への愛情によって築かれている。

チームを率いているとき、そのチームの選手を、モウリーニョは何よりも愛する。

心、ファイティングスピリット、勝ちたいという望みを全て見せれば、彼は選手にそれを返してくれる。そして、選手への愛情は、選手を成功へのモチベーションに駆り立てる。

その反面、選手が全てを見せることができなければ、モウリーニョは失望し、選手はモウリーニョを理解できずに終わるだろう。

自信

サッカー選手が自信に満ちあふれたとき、彼らは世界を制することができるとさえ感じる。

日程が詰まってるって?

それがどうした。

怪我だって?

注射をしてくれ。

不利だって?

間違ってることを証明してやるよ。


気持ちの問題は、サッカーだけではなく、全てのスポーツに当てはまる。

選手たちは、モウリーニョの就任によって、気持ちを育てる監督を手にした。選手は彼のためにも勝ちたいという気持ちにさせられ、モウリーニョは勝利のためにチームを磨き上げる。

モウリーニョは、選手たちに敗北の予感を植え付けない。彼のやり方は、選手たちに「自分は成功できる」という自信を焼き付けるものだ。上のYouTubeクリップは、試合前のチームトークにおいて、彼が選手に静かに信念を伝えている場面。

「負けることはできない」

モウリーニョは、選手たちに言った。

敗北すれば、チェルシーのシーズンにどのような影響があるかをただ伝えているのではない。繰り返しに注目してほしい。

「負けることはできない。我々は、負けることはできないんだ」


もしモウリーニョが十分に伝えたなら、選手たちはそれを信じる。

選択の余地なく、信じるのだ。

参考:5 Reasons Why Chelsea Boss Jose Mourinho Is the Master Motivator

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Yasu is the founder and CEO of Good Friends Japan. We aspire to offer opportunities of international education to unprivileged young adults. リベラルアーツ教育研究、英語学習のためにICUを中退。アメリカ、カナダに学部・大学院留学。米の中高の特別講師、サッカーの助監督、カナダで路上生活者と共生。カナダの教会で、異文化教育、カウンセリング、葬儀等を担当。シンガポール勤務を経て、児童養護施設出身者、中退・引きこもりの若者など、社会的に困難な状況でがんばる人たちの国際教育支援チーム創設。教育学修士。@yasukuwahara