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本田圭佑のデータ:2014/2015シーズンと2013/2014シーズンの比較【海外記事】

2013年に本田圭佑がACミランと契約したとき、その発表を多くが熱狂的に歓迎した。チャンピオンズリーグとW杯経験者であり、まだ若い27才の司令塔を、ロッソネリ(ミラン)は獲得に成功したのだ。CSKAモスクワでの4年間で、この10番は自身の才能を世に知らしめた。ここイタリアでは、イタリア人指揮官アルベルト・ザッケローニの元で日本代表としてプレーした、2013年のコンフェデレーションカップでの本田のパフォーマンスが、多くの人の印象に残っているだろう。 しかし、セリエA移籍後、本田のキャリアは停滞気味だ。2013/2014シーズン後半、最初の数ヶ月の彼は、全く印象に残らない選手だった。公正を期するために付け加えると、ミランでパフォーマンスが芳しくなかったのは、彼だけではなく、ほぼ全ての選手が当てはまるが。 最初の16試合で彼が記録したのは、わずか2ゴールだった。確かに、才能の片鱗を見せることはあった。しかし、継続性がなく、フィリッポ・インザーギ監督のフォーメーションにもフィットしていないようだった。 6得点2アシストを7試合で記録した今シーズンは、本田によりよいシーズンが来ることを予感させた。しかし、それ以降、本田は目立たなくなっている。10月以降、彼は得点もアシストも記録しておらず、プレースキッカーとしても、失望させる数字を出している。 Apps=出場, Mins=試合時間, Assists=アシスト, KeyP=キーになるパス(一試合平均), AvgP=パスの本数, PS%=パス成功率, Crosses=クロス(一試合平均), LongB=ロングボール(一試合平均), ThrB=スルーパス(一試合平均), Raiting=評価(数字が高ければ高いほど高評価) 当初の本田はサイドで輝いたが、今はサイドでプレーしても、中央でプレーしても、全く能力を発揮できていない。Whoscored.comは、本田が一試合平均で、たった一度しか決定的なパスを通していないとするデータを出している。 Serie A’s top passers, via Whoscored.com Squawka.comによると、今シーズンの本田のパス成功率は80%、シュートの正確性は65%だ。この数字の大部分は、シーズン当初の好調な数字に支えられている。昨シーズンは、パスの成功率は84%だった一方、シュートの正確性は22%となっている。 同サイトの統計では、今シーズン最も印象的な活躍をしている攻撃的選手パウロ・ダイバラとフェリペ・アンダーソンと比較しても、本田のデータは、それほど悪くはない。しかし、好調だった最初の7試合を除くと、本田のデータは全く異なったものになる。 ミラン移籍前、CSKAモスクワでの最後のシーズンでは、本田はほとんど得点することはなかった。しかし、彼は頻繁にチームメイトのためにチャンスを作り出していた。しかし、サン・シーロ(ミランの本拠地)では、そのチャンスメークが枯渇してしまった。 本田がロシアからの移籍を模索していた頃、ジャパンタイムズのインタヴューで、ビッグクラブへの移籍は自分を更によい選手にするだろうと語っている。 もし僕がビッグクラブに行けば、今より遥かに優れた選手になれる。向上するのは、少しではない。僕は周囲のものは何でも吸収するタイプ。優れた選手たちとプレーすれば、それだけ自分も向上する。キャリアにおいて、僕がここまで来ることができたのは、そのためでもある。 質において、本田がミランでステップアップしたようには見えない。もし変化があったとしても、彼は逆に退行しているとすら見える。クラブの継続的な問題や選手の質が影響しているため、ここには議論の余地はあるのかもしれない。しかし、ジェレミー・メネズのような選手は、たとえ悪い状況にあっても、個人の努力によって、印象的なプレーを残している。 日本代表のチュニジア戦の1得点1アシストは、彼が好調時のフォームを取り戻したことを示唆している。しかし、批判の声を黙らせるためには、本田は、同じことを強豪相手にクラブで行う必要があるだろう。 by Colin O-Brien

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本田圭佑はミランに希望を与えるが、真の進化には時間を要する【海外記事】

ACミランの本田圭佑のキャリアは、軌道に乗るまでに時間を要した。一月にチェスカ・モスクワからヨーロッパ5大リーグへ待望の移籍を果たした日本代表のスターは、セードルフ政権でのミランの低迷に合わせ、足踏みをしていた。トップに君臨するのに慣れているロッソネリは、最終的にリーグ8位に沈んでいる。 参考:Keisuke Honda Offers AC Milan Hope but Real Progress Will Take Time インザーギの昇格は、クラブのとって新しい幕開けの序章だった。マリオ・バロテッリ、ロビーニョ、カカは、それぞれ売りに出された。プレシーズンは悲壮感が漂ったが、シーズン初めの2連勝は、クラブに暫くぶりにポジティブな要素を取り戻した。ユベントス戦の黒星、エンポリとチェゼーナから勝ち点3を奪えなかったことは、エンジンがかかる前に脱線するのではないかと危惧させたが。 ミランはチームとしてまとまり、自信に満ちているが、それでも懸念材料には事欠かない。インザーギの挑戦は、勝利できなかったチーム相手にも勝利し、リーグの強豪を相手にタイトル争いができるという、勝利の信念を植え付けることだ。 今年のミランはセリエAを制覇しないだろう。しかし、新加入選手の顔ぶれを見れば、チャンピオンズリーグや欧州リーグ参戦ができない、と考える理由は何一つない。 本田は、そのような選手の最たるもので、飛躍的に向上したフォームで、今シーズンを始めている。まだ望ましい形で起用されることばかりではないが、これこそクラブが一月の移籍で信頼していた日本人スターの姿だ。 Honda, “The arrival of Inzaghi has been important to me and he has given me a lot and I run hard for him.” — Raffaele (@ItalianoCalcio) September 18, 2014 本田「インザーギの就任は僕に取って重要だ。彼は僕に多くを与えてくれてるし、僕は彼のために懸命に走る」 生粋の10番である本田は、セードルフの元で右サイドでプレイした。インザーギの元でも同じポジションで勝負し、5試合で3ゴール5アシストと結果を出している。最近起用されている4ー2ー3ー1のシステムで本田が司令塔になる可能性はあるものの、イタリアで多用される4ー3ー3のシステムでは、3トップの右ほど本田がマッチする場所はないだろう。 10番を置かないチームでは、彼の才能を活かす方法を見つけるのは難しい。今までペナルティエリアの中や周りで決定的な仕事をしてきており、彼は今より後方に位置する4−3−3の中央のMFではない。また、彼にはストライカーに必要なフィジカルが備わっていないので、ストライカーでもない。 議論の的になるのは、たとえ昨季より向上したフォームであっても、本田は外に開いてプレイすると、彼が最も決定的な仕事をするエリアから遠ざかり、その能力が制限されてしまうことだ。 しかし、インザーギは右サイドバックのアバーテにオーバーラップさせることで、4−3−3で右FWに入っている本田に、中央寄りでプレイし、FWのメネズやエル・シャーラウィと連携する機会を与えている。後方にいる三人のMFによるサポートによって、FWのトリオは高い位置にポジションを取ることができる。結果として、WhoScored.comの統計に見られるように、本田はこれまで10本のシュートを放っており、メネズと並んでチームトップの数字になっている。これは彼がピッチの正しい位置にいる証拠だ。 下はSquawka.comによる、ボールタッチのマップだ。今シーズン、本田が高い位置でプレイできていることを示している。 昨シーズンのアトランタ戦   今シーズンのチェゼーナ戦。本田はより高い位置で攻撃参加している。…