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海外で交友関係を広げる方法

何人かの人に心配をかけたじんましんも、昨日から落ち着いた。これからも出張を続け、1月にハンガリー、ポーランド、チェコ共和国入りする。

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大抵、午後の遅い時間までは、コーヒーを飲みつつ、ここに留まって仕事をしている。「ホステルの無料コーヒーは、まずい」という経験則を打ち破り、ここの無料コーヒーは、そこそこうまい。あくまで「そこそこ」だけど。

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ホステルには、数週間から一ヶ月、ときには一年くらい滞在する人もいる。僕は比較的、長期滞在をすることが多いので、そういう人たちとは何度も顔を合わせることが多く、特に深い関係を築きやすい。

こうして深めた関係は、ちょくちょく仕事の発展につながる。僕は今、トルコのイスタンブールにいるけど、夏にポーランドやスペインで出会ったトルコ人たちやトルコの大学で勉強している韓国人と友達になっていなければ、今頃、僕はトルコにはいない。


海外にある程度の期間滞在するとき、現地で交友関係を広げるには、いくつかの方法がある。今日のエントリーは、その話。僕が利用しているのは、基本的に以下の3つの方法だ。


1. ホステルに泊まる


地元の人とはあまり知り合えないけど、様々な国の様々な背景の旅行者たちと知り合うことができる。僕にとっては最高の場所。部屋で知り合ったり、ラウンジで知り合ったり、受付で知り合ったり、いろいろな出会いのチャンスが転がっている。

ナンパと勘違いされると困るので、自分からアジア人女性には話しかけないことの方が多いけど、基本的に男性には自分から話しかけるタイプ。2011年にトロントのホステルに住んで通勤していた頃、僕に話しかけられた男性の数は、おそらく3桁になるだろう。おかげで、日本人男性も含め、今も深い付き合いを続けている友達が沢山できた。

「ホステルで友達なんてできないっすよ」という日本人がいたけど、それは自分から行動していないだけ。積極性の問題だ。

イスタンブールでは、夏にワルシャワで出会った中国人、新たに知り合った中国人と数日を共にした。文法も発音もめちゃくちゃな英語を話す二人だけど、彼らは積極的に色々な人たちとコミュニケーションを取って、すぐにホステル内の人気者になっていた。

僕も知らない外国人の集団に一人で難なく入っていける性格をしてるけど、彼らは僕以上。すぐに周りと溶け込んでいく彼らのおかげで、一緒にいる僕も随分と交友関係が広がった。彼らは、英語がめちゃくちゃでも、交友関係を広げられる人間の好例だ。


2. オンラインコミュニティーを利用する


現地でイベントに参加できる主なものとして、以下の三つがある。

カウチサーフィン

ミートアップ

インターネーションズ

英語が話せる現地の人や現地在住の外国人と知り合うには、このような集まりに参加するのが有効。旅人が多いホステルとは違い、現地の人も多く参加しているので、現地の人とも知り合うことができる。

ウェブサイトが英語で、イベントの内容も英語で書かれているのがほとんどなので、英語がわかる人たちが参加するのも助かる。現地語が話せなくても、英語だけで容易に交友関係を広げることができる。

最初に参加するときは一人で、集まる人が知らない顔ばかりなので、「グループを見つけられるかな」と思うけど、何度か参加しているうちに、だんだんと友達や知り合いが増えていき、すぐに馴染みの顔ばかりになって、心配が少なくなる。ハードルがちょっと高いのは最初だけ。

英語に関しても、「英語を学びたい」と思って参加する人も多く、相手が外国語としての英語で、ゆっくり話してくれるので、英語が聞き取りやすく、英語があまり得意ではない人でも、会話しやすいことが多い。

基本的に、このような集まりに参加する人たちは、海外の文化に興味を持っていたり、異質なものにオープンな人が大半。中には、日本文化に強い興味を持っている人たちもいて、時々、日本語で話しかけられたり、日本のことを色々と聞かれたりもする。ヨーロッパやトルコでこのような会に集まるアジア人は比較的少数で、アジア人が行けば、良い意味で珍しがられるのも、僕は嫌いじゃない。

僕は、このような集まりに仕事の一環として、Intercultural communicationの研究の一環として参加しているので、ときにはエスプレッソやレッドブルの力を借りて、多少疲れていても、時間が切羽詰まっていても、遅れて行くことになっても、色々な会に顔を出して、たくさんの人たちと話すようにしてる。その結果、びっくりするほど、交友関係が広がった。私生活にも、仕事にも、とてもよい影響を与えている。


3. SNSを使う


僕はあまり使っていないけど、SNSでも人と出会うことができる。

僕の場合は、英語版のツイッター。チェコ共和国第三の都市オストラヴァの大学やインターナショナルスクールと提携を結ぶために動き始めたのも、ツイッターで交流していたチェコ人がきっかけ。夏には彼女の家に泊まり、息子さんとも街を散策し、多くの友人達を紹介してもらった。

日本人と交流したいという外国人も、僕はツイッター経由で見つけることが多い。実際に留学する日本人学生と交流することに興味のある人も、ツイッターからリクルートしていることもある。オンラインだけで交流している人もいるけど、僕が出張に行ったときに、現地で直接会う人もいる。SNSも人と出会うための強力なツールだ。

 

 

ただ、手軽に人と会うことができると同時に、「ん?なんか、この人危ない感じの話をしてくるぞ・・・」という人もいる。まったく無防備で利用するのは絶対にだめだ。素性の知らない人と会うのに無防備でいられないのは、オンライン上でも同じだ。

日本人女性は「イージーターゲット」と見られる


不特定多数の見知らぬ人たちと知り合う際に気をつけるべきは、下心を持って近づく男たちだ。

失礼を承知で言わせてもらうと、世の中には、一般人の想像を超えた、とんでもない男たちがウヨウヨいる。ただでさえ、日本人は「イージーターゲット」として知られているので、女性のみなさんは、本当に気をつけていただきたい。

カナダに住んでいたときには、ストーカー行為をされたり、男性に脅迫をされたり、無人になったバスで運転手に抱きつかれたりした女子大生たちが、僕に相談を持ちかけてきていた。

カナダや日本で僕が開催していた集まりでも、欧米人たちが、アジア人女性たちに遊びでアプローチしまくっていたことが多々ある。タクシーで二人きりになったときにキスしようとしてきたり、強引に自宅に連れ込もうとしたり、しょーもないアホ男たちの話は、女性メンバーから山のように聞いてきた。

たとえ「彼氏がいるから」と言っても、こういう輩には全く通じない。こういう人間には、相手に付き合っている人がいるかどうかなど、そもそも関係がない。一般の人たちの倫理観など、こういうアホ男どもには通じない。

僕はミートアップやカウチサーフィンのプロフィールに、パートナーと一緒に写っている写真を使っている。どう見ても「明らかに結婚してるか、付き合ってる男女」という感じの写真をプロフィール写真だ。女性に「僕は相手がいる」というのを明確にして、妙な誤解を与えないためだ。

でも、どういう思考回路をしているのか、最近、僕のことを写真の女性の方だと思い込んで、連続でメッセージを送ってくるトルコ人男性たちがいる。

今日も朝起きたら「ヘイ、ハニー」、「そこにいるのかい、ダーリン?」というメッセージが入っていた。

次々に甘い言葉をかけて、彼らが「ハニー」「ダーリン」と呼んでいる相手は、35歳のヒゲ面のオッサンだ。「ダーリンって、おめーは誰だよ」と言ってやろうかとも思ったけど、相手をするのが面倒なので、しばらく彼らを泳がせておくことにした。連続で送ってくるメッセージを読む限り、舞の海ばりに技のデパートを持つ男なので、これからどんな驚きの技を繰り出すのか、アホ男たちの研究のために、しばらく観察してみる。

それにしても、隣に男性が写っていて、「明らかに相方だろ」とわかるはずなのに、それでもアプローチしまくる男ども。「『ノー』を言わない日本人女性に、外国人男性は遊びで群がってくる」と聞いてはいた(僕のパートナーは日本人ではないけど、トルコ人には見た目では区別がつかない)。他の人は知らないけど、少なくとも、彼らはなかなかのツワモノだ。


男の人も例外ではない


もちろん、男だけがこういうことをするわけではない。男性差別者がするように、「男はアホだ。気をつけろ」と言いたいわけでもない。逆バージョンもある。男性だって、少しは気をつけてほしい。

僕はカナダのバンクーバーで、子持ちの既婚中年女性に不倫関係を迫られたことがある。何度か教会に来ていた関西の大学教員のパートナーで、たしか12歳くらいの子供がいた。僕には既に相手がいて、他の人を女性としてみる意識がゼロだったので、確かに無防備ではあった。

無防備でいきなり男女関係を迫られたときは、「この人は一体何を言ってるんだ???」と思って混乱した。かなり強めに断ったら、そのあとがひどかった。周りの人たちを使って復讐をして来た。

僕は信頼できる役員3人に相談し、大使館勤務の役員から、「その女性は以前にも同じ問題を起こしていた」と聞いた。僕は最年少で特殊な立場について、よくも悪くも色々な人に知られて目立つ立場にいたので、役員の何人かから「桑原さんは、女性からのアプローチに気をつけて下さい」と言われていたけど、それは初耳。「いや、それ教えておいて下さいよ」と思ったけど、守秘義務の問題があったのかもしれない。一瞬でも「教えといて下さいよ」なんて勝手に思った自分をあとで恥じた。

結局、その女性は日本に帰国し、表面上は落ち着いた。

その中年女性が、帰国後、マナー協会の講師として働いているという話を聞いたときは、「体を張ったジョークか・・・」と思ったけど、グーグルで検索したら事実だったので、さすがにずっこけた。最初から最後まで、ドラマやコメディのような展開だ。

この例からもわかるように、男性だけが自分の欲望のままに、他人にすり寄ってくるのではない。下心を秘めながら近づいてくるのは、女性だって同じだ。男性だからといって、安心できるとは限らない。


人の外ヅラに騙されるな


ときとして、人の外づらと、その内面は大きく違う。友達のように近づいてくる人も、心の中で何を企んでいるかはわからない。残念ながら、フレンドリーに近づいてくる人には、隠れた動機を持っている人もいる。

と、いうわけで、女性(特に女子大生!)は、本当に、本当に注意してほしい。世の中は、僕たちの想像をはるかに超えた生き物が存在する。人間とて、決して例外ではない。倫理観がぶっとんだ人間はゴロゴロいる。

よい国際交流は、安全を抜きには語れない。安全が根底にあってこそ、旅行も留学も交流も、思い出深いものになる。海外に旅立つ人は、そのことを絶対に忘れないでほしい。

ABOUT ME
Yasu
Good Friends Japan CEO. We aspire to offer opportunities of international education especially to unprivileged young adults. ヨーロッパと台湾で仕事をする北海道育ち。大学をアメリカ、大学院をカナダで修了。リベラルアーツ教育、宗教教育修士。
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