ドイツ代表のマルコ・ロイスは、ボルシア・ドルトムント在籍中に、ヨーロッパのベスト選手の一人に数えられるようになった。素早いボールさばきができる上に、得点への嗅覚も持ち合わせ、世界のウィンガーの中でも上位にランクされる選手だ。
今シーズン、ドルトムントはブンデスリーガ10位と苦戦をしている。しかし、ロイスは、直近の7試合で5勝2引き分けと好調を続けるドルトムントに大きな貢献をしてる。
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ウォルコットの代わりになる攻撃的MFを探していて、ロイスとの新契約に積極的だと言われている。ウォルコットは週給10万ポンドを要求しているが、ヴェンゲルは、これを支払う気はなく、代わりにこのドイツ代表ウィンガーをチームに加えたいようだ。
ボルシア・ドルトムント所属のドイツ代表マルコ・ロイスに関して、あなたが知っておくべきことは、以下の5つだ。
1.2012年からボルシア・ドルトムントでプーレしている
マルコ・ロイスは、ドルトムントで生まれ、ユースのキャリアをドルトムントでスタートさせ、2006−2007シーズンからはロート・ヴァイス・アーレンに在籍して、プロのキャリアを歩み始めた。その後、ボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍し、ブンデスリーガ一部で輝きを放ち始めた。
2009−2010シーズンは、8ゴール4アシストと静かなスタートだったが、翌シーズンにブレークし、2011−2012は18得点で、ブンデスリーガのベスト選手の一人になっている。2012年に、ユース時代に所属した古巣ドルトムントに移籍するまでの直前の2年間では、彼は33得点24アシストを残している。
2012年1月、ロイスは、故郷のクラブであり、ユース時代を過ごしたドルトムントに、1700.5万ユーロの移籍金で帰還した。ボルシア・メンヒェングラートバッハは、2016年までの新契約をロイスに提示したが、彼は2015年夏に解禁になる2500万ユーロの契約解除条項を盛り込みながら、ドルトムントと5年契約を結んだ。この年ドルトムントに加入したのはロイスのみで、彼の元ガールフレンドのカロリン・ボフスも、共にドルトムントに移住している。
ロイスは2年連続でドルトムントをチャンピオンズリーグに導き、2012−2013年シーズンには、結果的にはバイエルンに2−1で敗北するものの、チームを決勝まで導いている。2014−2015シーズンは、ベスト16でユベントスに敗れ去った。
2.年間436万ドルを稼いでいる
ロイスは最近、契約解除条項なしで、ドルトムントと新たに2019年までの新契約を結んだ。
#reus2019 pic.twitter.com/GdDPJCjh7p
— Borussia Dortmund (@BVB) February 10, 2015
ドルトムントにとって、ロイスと新契約を結んだ最大のポイントは、彼をバイエルン・ミュンヘンに移籍させないことだった。過去2シーズンにおいて、バイエルンは、2013年7月にゲッツェ、2014年7月にレバンドフスキと契約をしている。
ゲッツェは、ドルトムントのユース出身で、21歳になるまでに、トップチームで31得点45アシストを記録している。レバンドフスキは、バイエルンと契約するまでに、ドルトムントでの4シーズンで、103得点を記録している。この2人のスーパースターのように、ドルトムントはロイスに去ってほしくはなかった。だから、夏の移籍シーズンが来る前に、ロイスと新契約を結んだのだ。
アーセナルからの興味も、ドルトムントにとって衝撃だっただろう。セオ・ウォルコットの契約が切れ、ウォルコットは週給10万ポンド未満での契約を望んでいないことから、アーセナルはロイスに白羽の矢を立てた。アーセナルはスピードのあるウィンガーを探しており、ロイスのスキルは、ウォルコットに似ていたのだ。
3.ソーシャルメディアで、非常にアクティブである
マルコ・ロイスは、ソーシャルメディア上での露出が多いためか、とても人気のある選手である。ツイッターでは200万人を超えるフォロワーを有し、タンブラーでも活発だ。彼のツイッターIDは、ニックネームをもじった@woodyinho。このニックネームは、アニメのキャラクターのウッディ・ウッドペッカーから由来したものだ。彼のチームメイトが言うように、ロイスは走るときに頭が上下する(*ウッドペッカーは英語でキツツキ)。 ロイスのツイートは、2011年8月にアカウントを作成してから55回しかないが、彼のツイートには、ドルトムントに帰還したときのものや友人との写真も含まれている。
Hi Leute, ich freue mich euch mitteilen zu können, dass ich meinen Vertrag bis 2019 verlängert habe! @BVB Euer Marco pic.twitter.com/mXEuEhBrg7 — Marco Reus (@woodyinho) February 10, 2015
4.2014年W杯で、親友のドイツ代表マリオ・ゲッツェが、彼に敬意を表している
マリオ・ゲッツェとマルコ・ロイスは、ドルトムントでは2012−2013シーズンを共に戦っただけだが、ドルトムントとドイツ代表の時間で、お互いに深い絆を築いている。ドルトムントユース時代は一緒で、音楽の趣味が似ており、ピッチの外でも仲がいい。ロイスが元ガールフレンドのカロリン・ボフスと破局した時は、ゲッツェがそばで彼を支えている。カロリン・ボフスは、10代の頃からロイスを知っており、2009年からロイスと交際をしていた。
ロイスとゲッツェは、代表でも2011年8月からともにプレーをしている。しかし、彼らの友情が最も親密になったのは、2014年W杯だろう。ロイスはW杯直前、6−1で勝利したアルメニア戦でケガをして、W杯に出場できなかった。ゲッツェは、親友ロイスもチームの一員だということを、このような方法で示している。
Congratulation to the whole Team! Your Dream has Come true! And Thanks to my bro for your gesture:) Believe ✌️ pic.twitter.com/Cgb6xeDq8T — Marco Reus (@woodyinho) July 14, 2014
ドルトムントのライバルのバイエルンでプレーしていたとしても、ゲッツェには試合よりも友情の方が大切だと示しつつ、ゲッツェは、親友の回復を願って、ソーシャルメディアに彼の回復を願うメッセージもアップしている。
彼らはスポーツエージェントも同じだ。二人ともSportsTotalの顧客になっている。
5.キャリア通算キャリア通算124ゴールを記録している
まだ25歳だが、彼は国内リーグで10得点以上を6回も記録している。ロート・ヴァイスIIで3得点、ロート・ヴァイス・アーレンU19で22得点、ロート・ヴァイス・アーレンで5得点、ボルシア・メンヒェングラートバッハで41得点、ボルシア・ドルトムント53得点だ。昨シーズンの活躍は特にめざましく、シーズン44試合で23得点23アシストを記録した。
昨シーズン、国内リーグでは16得点で4位にランクインしており、同僚だったレバンドフスキより4得点少ないだけで、14アシストはリーグ1位の成績だ。ホッフェンハイムのロベルト・フィルミーノ、レバンドフスキとともに、昨シーズンのブンデスリーガで、15得点以上、かつ10アシスト以上を記録した、わずか三人の選手の内の一人になっている。
マルコ・ルイスは、ブンデスリーガでは目を引くようなインパクトを残しているが、ドイツ代表では、まだ大きな活躍をしていない。24試合に出場して8得点を記録しているが、トーナメントで決めたのは、4−2で勝利した対ギリシャ戦の先制点の一度のみである。
しかし、巨大なインパクトこそ残していないが、ロイスの活躍は約束されたようなものだ。実際、彼は2014年W杯予選で、5得点4アシストを残している。
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